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2008年 ガラスのお位牌/
ブルーのグラデーションの天使ちゃんの卵その2


五木田 淳子 製作担当

ihai1902.jpg(26245 byte)

縦8センチ程度のお位牌。
かわいい位牌なんかないよねと、ママが探したところ、
FAROのサイトを見つけてご連絡くださいました。

順調に育っていた赤ちゃんが妊娠6ヶ月で動かなくなり、
病院へ行ったところ、もう亡くなっていたそうです。

どんな気持ちで出産したのかと、私も泣きながら読んだ
メールでした。

ご主人と、東京からお越しくださって、色や形などの
希望をあれこれ相談して、デザインが決まりました。

ご家族の方が黒いお位牌をどうしてもとおっしゃったため、
このお位牌はパパとママだけのお位牌です。

合わせて、天使ちゃんのことを想ってくれた方にも
プレゼントしたいとおっしゃって、同じものをあと2つ
制作しました。



----------------お客様からメールを頂きました。---------------

届きました。娘が寝付いた後、主人と一緒に箱を開けました。
言葉で表現するのは難しいのですが、とにかく素敵だなあと思いました。

伊豆の工房にお伺いする前からホームページを見ていて、私達なりに
色のイメージを考えていたのですが、実際に行ってみて、アドバイスも
頂いて、本当に想像していた通りになったと主人もとても喜んでいます。

一緒に注文したりんごとなしは、私が梨を、主人がりんごを、それぞれ
職場のデスクに置こうと思い立ち、後からお願いしました。色味が同じなので
仕事をしている時も一緒にいられるように。そう思いました。

今、このメールは会社で作成しているのですが、窓際にその梨をさっそく
置いています。家でたまごを見る時もそうなのですが、見ていると
心の中がしんと静まり返るような、そんな気持ちになります。
仕事でささくれ立ったときにもきっと助けてもらえると思います(笑)

あの子が亡くなってから2ヶ月、本当に大変な日々でした。
これからもずっと忘れることはないし、悲しみを背負っていくのだとは
思いますが、前向きにがんばっていこうと考えています。
作っていただいたたまごは、あの子と私達の約束の証です。

世界に一人しかいないあの子のために
世界に一つしかない素敵な作品を作っていただいて本当に感謝しています。

--------続き------

(開封した)5日は主人の34回目の誕生日でした。

2ヶ月間、私を支えてくれた主人に、もうひとつ、思いがけない
プレゼントをすることができました。

あの子が私のおなかに戻ってきていました。
病院に行って確認してきました。
正直、私もとても驚いているのです。
診察してくれた医師は、あの子が亡くなるまで通っていたクリニック
だったので、画像で確認しながら よし、よし、 と言っていました。

その時の超音波写真を誕生日の手紙に貼り付けて渡しました。
とても喜んでくれました。

おなかの中で亡くなった子は一度雲の上に戻り、またお母さんのところに 戻る機会を待っているのですが、下界に続く階段を降りなければならないので
赤ちゃんにも勇気が必要なのだそうです。
主人はあいつ、相当気が早いなあと笑っていました。度胸のある子に違いないと
思います。

長い続きですみません。
でも、たまごをお願いしただけに終わらず、メールで私の苦しい気持ちを聞いて
いただいたこともあって、どうしてもお知らせしたいと思いました。
正直まだ不安のほうが大きいですが、元気な子に会える日を信じて

がんばっていこうと思います。

--------続き------

お久しぶりです。
ご報告が遅くなってしまったのですが、
5月19日、無事に元気な男の子を出産しました。
名前は陽詩と書いて『ひなた』です。

妊娠がわかった時から性別がはっきりするまで、
男の子なんじゃないかと勝手に思っていたのですが
やっぱり男の子でした。私達のもとに帰ってきてくれました。

病室にも天使の卵を持っていきました。
今回は妊娠中、やはり不安がとても大きくて
幸せそうな妊婦、にはなれなかったのですが
辛いときはいつも天使の卵に話しかけていました。

男の子だからなのか、最初の2ヶ月はなかなか大変な
育児期間でしたが、苦しくなった時、
あの子に試されてるのかもしれない、
と思うとよーし、どんと来い、と乗り越えることができました。

いつか子供達が大きくなったとき、
あの天使の卵の存在に気付いたとき、
きちんと話してあげようと主人と決めています。
主人的には『グレそうになった時』らしいですが(笑)

親バカですが、ちょうど生後2ヶ月の写真を添付します。
お兄ちゃんのひなたに似て優しい顔で、目元は私に似ています。



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